最終更新日 2018/10/27
(正方形の対角線の長さ)$=$(1辺の長さ)$\times\sqrt{2}$
おおよそ、$1.414\times$(1辺の長さ)
具体例
例題
1辺の長さが $10\:\mathrm{cm}$ である正方形の対角線の長さを計算せよ。
解答
(対角線の長さ)$=$(1辺の長さ)$\times\sqrt{2}$
なので、$10\sqrt{2}\:\mathrm{cm}$ が対角線の長さになります。
$\sqrt{2}$(二乗して2になる数)はだいたい $1.414$ なので、おおよその長さは $10\times 1.414=14.14\:\mathrm{cm}$ と求めることができます。
計算ツール
1辺の長さを入力して「計算する」を押すと正方形の一辺の長さを計算してくれます。
公式が成り立つ理由
最後に公式を証明します。中学数学で習う三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使います。
図において、三角形 $ABC$ は直角三角形なので、三平方の定理より
$AB^2+BC^2=AC^2$
(1辺)${}^2+$(1辺)${}^2=$(対角線)${}^2$
(1辺)${}^2\times\sqrt{2}=$(対角線)${}^2$
両辺のルートを取ると、
(対角線)$=$(1辺)$\times\sqrt{2}$
となります。
$\sqrt{2}$ は二乗して $2$ になる数で、その値はおおよそ $1.414$ です。
($1.414^2=1.999396$)
次回は 長方形の対角線の長さの求め方 を解説します。