- mmHg は圧力の単位です。
- mmHg を他の圧力の単位に変換する方法と計算ツールを紹介します。
mmHg を変換するツール
変換式は、
・$1\:\mathrm{mmHg}=\dfrac{101325}{760}\:\mathrm{Pa}$
・$1\:\mathrm{mmHg}=\dfrac{1}{760}\:\mathrm{atm}$
です。
mmHg とは
$\mathrm{mm}$ はミリメートル、$\mathrm{Hg}$ は水銀を表します。mmHg は「ミリメートルエイチジー」「ミリメートル水銀」「水銀柱ミリメートル」などと読みます。
$1\:\mathrm{mmHg}$ は高さ1ミリメートルの水銀柱が与える圧力として定義されていました。
現在は、上記の定義ではなく、
$1\:\mathrm{mmHg}=\dfrac{101325}{760}\:\mathrm{Pa}$
あるいは(それと同値な)
$1\:\mathrm{mmHg}=\dfrac{1}{760}\:\mathrm{atm}$
が使われています。
mmHg と Pa(パスカル)の変換方法
$1\:\mathrm{mmHg}=\dfrac{101325}{760}\:\mathrm{Pa}$ なので、
$\mathrm{mmHg}$ を $\mathrm{Pa}$ に変換するときは、$\dfrac{101325}{760}$ 倍します。
$\mathrm{Pa}$ を $\mathrm{mmHg}$ に変換するときは、$\dfrac{760}{101325}$ 倍します。
mmHg と atm(標準気圧)の変換方法
$1\:\mathrm{atm}=101325\:\mathrm{Pa}$ なので、
$\mathrm{mmHg}$ を $\mathrm{atm}$ に変換するときは、$\dfrac{1}{760}$ 倍します。
$\mathrm{atm}$ を $\mathrm{mmHg}$ に変換するときは、$760$ 倍します。
次回は wt%、vol%、mol%の意味と計算例 を解説します。