立方体と直方体の見取り図の書き方

最終更新日 2019/03/22

立方体や直方体の見取り図を書くとき、斜めの線を $45^{\circ}$ に、半分の長さで書くと、きれいに見える。

立方体の見取り図の書き方

手順1.正方形を書く
手順2.同じ長さで平行な斜めの線を4本書く
手順3.奥に正方形を書く

立方体の見取り図

~注意点~
・「手前の面に隠れるので実際は見えない辺」が $3$ 本あります(手順2の左下の線、手順3の左と下の線)。この $3$ 本の辺は点線で書くと分かりやすいです。

・手順2で書く $4$ 本の斜めの辺を、どの向きにどれくらいの長さで書くのか、は自分の好みで決めてしまってよいでしょう。
ただし、こだわるなら斜め $45^{\circ}$ に、他の辺の長さの半分の長さで書くときれいに立方体っぽく見えます。このようにして書いた図をキャビネット図と言います。

直方体の見取り図の書き方

例として、
横の長さが $4\:\mathrm{cm}$
縦の長さが $3\:\mathrm{cm}$
奥行きが $6\:\mathrm{cm}$
である直方体の見取り図を書いてみましょう。

やり方は立方体のときとほとんど同じです。

手順1.$4\:\mathrm{cm}\times 3\:\mathrm{cm}$ の長方形を書く
手順2.同じ長さで平行な斜めの線を $4$ 本書く
手順3.奥に手順1と同じサイズの長方形を書く

直方体の見取り図

~注意点~
・同じく「手前の面に隠れるので実際は見えない辺」は点線で書きましょう。

・手順2で書く $4$ 本の斜めの辺を、どの向きにどれくらいの長さで書くのかは自分の好みで決めてしまってよいでしょう。それっぽく見えればOKです。ただし、こだわるなら斜め $45^{\circ}$ に実際の半分の長さで書くとよいでしょう(キャビネット図と呼ばれます)。

この考え方に基づけば、今回の場合、斜めの線は $6\div 2=3\:\mathrm{cm}$、つまり、縦の長さと同じになるように書きます。

余談

・個人的には、斜めの線は他の辺の長さの半分よりも少しだけ長く書いたほうがそれっぽく見える気がします。

どの面が手前に見える?

・点線と実線の使い分けはけっこう重要です。上の図では、点線をどれにするかを変えただけですが、左の立方体は赤い面が手前にあるように見えて、右の立方体は緑の面が手前にあるように見えませんか??(感じ方は人によりますが)

次回は 立方体と直方体の表面積を計算する を解説します。

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