最終更新日 2019/06/23
金の密度は、およそ $19.3\:\mathrm{g/cm^3}$
銀の密度は、およそ $10.5\:\mathrm{g/cm^3}$
銅の密度は、およそ $8.96\:\mathrm{g/cm^3}$
金、銀、銅の重さの計算方法や、覚えておくと約に立つかもしれないまめ知識を整理しました。
金の重さを計算する
金の重さ(グラム)は、体積$(\mathrm{cm^3})\times 19.3$ で計算することができます。
例えば、1辺の長さが $10\:\mathrm{cm}$ の、金でできている立方体(サイコロ)の重さを計算してみましょう。
体積は $10\times 10\times 10=1000\:\mathrm{cm^3}$ なので、重さは、
$1000\times 19.3=19300\:\mathrm{g}$
つまり、$19.3\:\mathrm{kg}$ となります。
すなわち、1リットルペットボトル分の金は、約 $20\:\mathrm{kg}$ と言うことです。なかなか重いです!
銀の重さを計算したいときは、$19.3$ の代わりに $10.5$
銅の重さを計算したいときは、$19.3$ の代わりに $8.96$
とすれば、重さを概算することができます。
他の金属の重さ
有名な金属の重さを軽い順に並べてみました。
金属 | おおよその密度(比重) |
カリウム | 0.86 |
ナトリウム | 0.97 |
カルシウム | 1.6 |
マグネシウム | 1.7 |
アルミニウム | 2.7 |
バリウム | 3.5 |
亜鉛 | 7.1 |
鉄 | 7.9 |
銅 | 9.0 |
銀 | 11 |
鉛 | 11 |
ウラン | 19 |
金 | 19 |
白金 | 21 |
※密度は、温度など条件によって少しだけ変わります。このページの内容は、あくまで概算にお使いください。
覚えておくと約に立つかもしれない知識
金、銀、銅のうち一番重い金属は?
金、銀、銅の順に重いです。
金は水の何倍の重さ?
金は、水の20倍近い重さがあります。ただし、金の純度が低いものも金と呼ぶことがあるので注意が必要です。
金より重い金属はあるか?
プラチナ(白金)は金よりも重いです。
水より軽い金属はあるか?
カリウムやナトリウムは水よりも軽いです。ちなみに、カリウムやナトリウムは水と激しく反応します。
次回は コンクリートの重さや体積を計算する を解説します。