廃棄率や可食部の重さ、発注量の計算方法

最終更新日 2019/01/02

廃棄率に関する様々な計算問題の解き方を解説します。

廃棄率の求め方

全体の重さが $200$ グラムで、可食部の重さが $160$ グラムの場合の廃棄率を計算してみましょう。

廃棄率=廃棄する重さ÷全体の重さで計算できます。

この場合、廃棄する重さは、全体の重さから可食部の重さを引いて、
$200-160=40$ グラムです。よって、廃棄率は、
$40\div 200=0.2$
となります。これをパーセントに直すには $100$ をかけて、
$20$%になります。

可食部の重さの求め方

食材を $300$ グラム購入した。この食材の廃棄率が $15$ パーセントであるとき、可食部の重さを求めてみましょう。

まずは、廃棄する重さを計算します。

廃棄する重さ=全体の重さ $\times$ 廃棄率で計算できます。
よって、廃棄する重さは、
$300\times 0.15=45$ グラムとなります。

さらに、
可食部の重さ=全体の重さー廃棄する重さで計算できます。
よって、可食部の重さは、
$300-45=255$ グラムとなります。

発注量の計算

野菜1人あたり $50$ グラム食べる(廃棄率 $5$%)場合で $40$ 人分の発注量を計算してみましょう。

まず、全員で食べる重さは、
$50\times 40=2000$ グラムです。

必要な発注量を $x$ グラムとすると、廃棄率 $5$%なので、
$x \times (1-0.05)=2000$
となります。

よって、
$x=2000\div 0.95\fallingdotseq 2105$
グラムになります。

方程式を使わないで公式の形で書くと、
発注量=全員で食べる重さ $\div (1-廃棄率)$
となります。

使用量、純使用量

・全体の重さのことを使用量と言うことがあります。廃棄する部分も含めた材料全体の重さです。

・可食部の重さのことを純使用量と言うことがあります。廃棄する部分は除いた重さです。

次回は 質量、密度、体積それぞれの求め方 を解説します。

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