最終更新日 2018/12/28
1e5や1e-6など、eがつく数値の意味を解説します。
1e□□という数値の意味
大きい数字は 1e3 のように e を使って表すことがあります。e は $10$ のべき乗を表します。例えば、1e3 は $10^3=1000$ を表します。
表記 | 意味 | 数値 |
1e2 | $1\times 10^2$ | $100$ |
1e3 | $1\times 10^3$ | $1000$ |
1e4 | $1\times 10^4$ | 1万 |
1e5 | $1\times 10^5$ | 10万 |
1e6 | $1\times 10^6$ | 100万 |
1e7 | $1\times 10^7$ | 1000万 |
1e8 | $1\times 10^8$ | 1億 |
1e9 | $1\times 10^9$ | 10億 |
1e10 | $1\times 10^{10}$ | 100億 |
1e11 | $1\times 10^{11}$ | 1000億 |
1e12 | $1\times 10^{12}$ | 1兆 |
e の前の数字が $1$ でない場合は、その数をかけ算します。
例えば、3.2e+03 は、$3.2\times 10^3=3200$ を表します。
注意点
1e5、1E5、1e+5、1e05 は全て同じ数字を表します。
つまり、
・e のかわりに E を 使うこともあります。
・+ をつけることもあります。
・$0$ をつけることもあります。
e は指数を表す英単語「exponential」の頭文字です。
数学で $e$ を単体で使う場合には、ネイピア数(2.71828…)を表すことが多いです。1e5 のように数字を表す場合の e とネイピア数の $e$ は意味が違うので混同しないように注意が必要です。
ネイピア数(自然対数の底)の意味と、重要である理由
小さい数字を1e-□□で表す
$0$ に近い数字も 1e-3 のように e を使って表すことがあります。この場合も e は $10$ のべき乗を表します。例えば、1e-3 は $10^{-3}=0.001$ を表します。
表記 | 意味 | 数値 |
1e-2 | $1\times 10^{-2}$ | $0.01$ |
1e-3 | $1\times 10^{-3}$ | $0.001$ |
1e-4 | $1\times 10^{-4}$ | $0.0001$ |
1e-5 | $1\times 10^{-5}$ | $0.00001$ |
1e-6 | $1\times 10^{-6}$ | $0.000001$ |
1e-7 | $1\times 10^{-7}$ | $0.0000001$ |
1e-8 | $1\times 10^{-8}$ | $0.00000001$ |
1e-9 | $1\times 10^{-9}$ | $0.000000001$ |
エクセルで数値を変換する方法
「1E03のような表記」を「普通の数字表記」に変換したい場合があります。
エクセルでこの変換を行うためには、セルを選択した上で、
「ホーム→数値」部分の「指数」になっている部分をクリックして数値を選択すればOKです。
※Excel 2016で確認済み。
次回は STDEV関数とSTDEVP関数の意味と使い分け を解説します。