打率とは「どれくらいの確率でヒットを打つか」という指標であり、安打数÷打数 で計算されます。
打率の計算方法について詳しく解説します。また、打率を計算するツールを紹介します。
打率の計算方法
安打数とは、ヒットの回数です。二塁打、三塁打、ホームランも含みます。
打数とは、打席数(打席に立った回数)からフォアボールなどノーカウントの数を除いた数です。
ノーカウントの数とは、
・四死球(フォアボール、デッドボール)
・犠打(犠牲バント、犠牲フライ)
・守備チームによる妨害(打撃妨害、走塁妨害)
の回数の合計です。
打率の計算例
まず、安打数は $30$ です。
次に、ノーカウントの数は、$4+6=10$ なので、打数は
$110-10=100$
になります。
よって、打率は、$30\div 100=0.3$ となります。
打率がちょうど3割、つまり $10$ 回のうち $3$ 回くらいヒットを打つ選手と言えます。
打率の計算ツール
繰り返しですが、ノーカウントの数とは、
・四死球(フォアボール、デッドボール)
・犠打(犠牲バント、犠牲フライ)
・守備チームによる妨害(打撃妨害、走塁妨害)
の回数の合計です。
打率の目安
$10$ 回に $3$ 回の割合で打つ打者です。打率3割を達成するためには、かなり安定してヒットを打ち続ける必要があり、好打者の目安とされることが多い気がします。
バースが達成した日本のプロ野球における最高打率です。
打席数が少ない場合には、打率がちょうど5割になることは珍しくありません。例えば、高校野球などでは4打数2安打で打率5割、という状況をよく見ます。むしろ、打率 .499 のように、区切りがいい数字からちょっとずれた打率の方がよっぽど珍しいです。(打率 .499 は現実的には不可能)
次回は 2倍希釈、3倍希釈などの計算方法と早見表 を解説します。