ベクレル、グレイ、シーベルト、キュリーの意味と違い

  • ベクレルキュリーは放射能(1秒間に崩壊する原子の数)の単位。
  • グレイは、放射線によって物体に与えられるエネルギーを表す単位。
  • シーベルトは、被曝による人体への影響の大きさを表す単位。

4つの単位それぞれの意味を説明します。以下の順で理解するのが分かりやすいです。
ベクレル(どれくらい放射したか)
グレイ(どれくらい吸収したか)
シーベルト(人体にどれくらい影響があるか)

ベクレルの意味

ベクレルは、放射能の単位です。つまり「1秒間に崩壊する原子の数」を表します。

例えば、300ベクレルは「1秒間に300個の原子が崩壊する」ことを表します。

ベクレルは Bq という記号で表されます。小さな単位なので、キロ、メガなどをつけた以下のような単位も使われます。
kBq(キロベクレル):1秒間に1000個の原子が崩壊
MBq(メガベクレル):1秒間に100万個の原子が崩壊
GBq(ギガベクレル):1秒間に10億個の原子が崩壊

グレイの意味

グレイは「吸収線量」つまり、放射線によって物体(人体も含む)に与えられるエネルギーを表す単位です。

具体的には、「1グレイ」は「1キログラムあたり1Jのエネルギーを与えるような吸収線量」として定義されます。
ジュールとカロリーの意味と換算ツール

ベクレルとグレイの違い

ベクレルが高くてもグレイが低い場合があります。
(放射能が高くても、近づかなければ吸収線量は少ない)

ベクレルが低くてもグレイが高い場合があります。
(放射能が低くても、触ってしまうと吸収線量は多い)

シーベルトの意味

シーベルトは、被曝による人体への影響の大きさを表す単位です。

シーベルトは Sv という記号で表されます。大きな単位なので、ミリ、マイクロなどをつけた以下のような単位も使われます。
mSv(ミリシーベルト):0.001シーベルト
μSv(マイクロシーベルト):100万分の1シーベルト

グレイとシーベルトの違い

グレイが高くてもシーベルトが低い場合があります。
(全体の吸収線量が多くても、放射線の影響を受けやすい重要な臓器が被爆していないときは人体への影響は少ない)

グレイが低くてもシーベルトが高い場合があります。
(全体の吸収線量が少なくても、放射線の影響を受けやすい重要な臓器が被爆しているときは人体への影響は大きい)

キュリーの意味

キュリーはベクレルの370億倍を表します。

ベクレルとキュリーの換算式
1キュリー=370億ベクレル
1ベクレル=$\dfrac{1}{370億}$キュリー

例えば、2キュリーは「1秒間に740億個の原子が崩壊する」ことを表します。

また、キュリーは Ci という記号で表されます。

次回は 交流における実効値の意味とルート2が現れる理由 を解説します。

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