粗利、粗利率、純利の意味と計算の例

粗利、粗利率、純利の意味を説明します。

粗利とは

粗利とは、売上高から売上原価を引いたものです。粗利は、提供した付加価値の大きさと考えることができます。

売上原価とは、商品の仕入れや、製造にかかった費用です。

粗利とは

ただし、粗利では以下のもろもろの要素を考慮していません:
・経費(広告費、人件費、家賃など)
・金融活動による損失(為替差損など)
・特別損失(災害や盗難などによる損失)
・税金
そのため、実際に手元に残るお金を計算する際には、粗利からこれらを差し引く(調整する)必要があります。

なお、粗利のことを、粗利益売上総利益などと言うこともあります。
→5つの利益(売上総利益、営業利益、経常利益など)の意味

粗利の計算例

例えば、売上高が $1000$ 円で、売上原価が $300$ 円のとき、粗利は、
$1000-300=700$
円になります。

「売上は $1000$ 円だけど、原価に $300$ 円かかっているから、もうけは $700$ 円」という意味です。

粗利率とは

粗利率とは、粗利 $\div$ 売上高のことです。粗利率は「売上高のうち、もうかった額の割合を大雑把に表す量」です。

例えば、売上高が $1000$ 円で、売上原価が $300$ 円のとき、粗利は、
$1000-300=700$
円なので、粗利率は、
$700\div 1000=0.7$
つまり、$70$パーセントです。

「売上 $1000$ 円のうち、もうけ $700$ 円の割合は、$70$パーセント」という意味です。

粗利率のことを、粗利益率と言うこともあります。

粗利、粗利率が高いほどよいのか?

粗利や粗利率は、高いほどもうかっていると考えたくなりますが、粗利、粗利率だけでは判断できない要素もあります。

例えば、売上高が $1000$ 円で、売上原価が $300$ 円でも、人件費や宣伝費などもろもろの費用が $600$ 円だったら、手元に残るお金は
$1000-300-600=100$
円しかありません。

そこで、もろもろの費用を引いて、どれくらい残るかをもう少し正確に見積もったものを純利、あるいは純利益と言います。
つまり、

純利=売上高ー売上原価ーその他もろもろの費用

です。その他もろもろの費用には税金なども含まれます。

まとめ

粗利は、売上高と売上原価から簡単に計算できますが、あくまで大雑把な目安です。
純利は「どれくらいもうかっているか」を粗利よりも正確に表す量です。しかし、その他もろもろの費用の計算が大変です。(きちんとした計算方法は、会計の本、あるいは業界の慣例をご参考にしてください)

次回は 5つの利益(売上総利益、営業利益、経常利益など)の意味 を解説します。

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