最終更新日 2019/03/31
- 割り算の余りを計算するツールを紹介します。
- 筆算や計算機で余りを計算する方法を解説します。
余りを計算するツール
割り算の余りを計算するツールです。割られる数 $x$ と割る数 $y$ を入力してから「商と余りを計算する」ボタンを押してください。
余りを計算する方法
余りは、以下の3ステップで計算することができます。例題として、$30\div 7$ の余りを計算してみましょう。
1. まずは、普通に割り算を計算し、小数第一位まで求めます。
例. $30\div 7=4.2\dots$
2. 小数点以下を切り捨てて整数部分 $q$ を求めます。
例. 整数部分は $q=4$ です。
3. (割られる数)$-q\times$(割る数) が余りになります。
例. $30-4\times 7=2$ が余り
筆算でも計算機でも使える方法です。ちなみに、$q$ は商になります。
余りを表す%(パーセント)
割り算の余りを「%」という演算子(記号)を使って表すことがあります。
多くのプログラミング言語では、$x$ % $y$ で余りが計算できます。
また、グーグル検索窓に「30%7」と打ち込むと、30を7で割った余りを求めることができます。%は「パーセント」と打って変換すると入力できます。
マイナスの場合
このページのここまでの部分では、割られる数は $0$ より大きい整数であることを前提としています。しかし、割られる数がマイナスの場合を考えることがあります。
割られる数がマイナスの場合、余りをプラスにする場合とマイナスにする場合があります。
例えば、$-7\div 3$ は、
「商が $-3$ で余りが $2$」
と考える場合と、
「商が $-2$ で余りが $-1$」
と考える場合があります。
割られる数がマイナスの割り算と余りを考えるときには、考え方を明記する必要があります。
※冒頭の「余りを計算するツール」では、余りをマイナスにする立場で計算しています。
次回は 逆数の意味と求め方を分かりやすく解説 を解説します。