2進法と16進法の変換方法、16進法と2進法の変換方法についてそれぞれ解説します。
準備:変換の対応
以下の変換表を作れる(または覚える)ようにしましょう。
2進法 ⇔ 16進法
0 ⇔ 0
1 ⇔ 1
10 ⇔ 2
11 ⇔ 3
100 ⇔ 4
101 ⇔ 5
110 ⇔ 6
111 ⇔ 7
1000 ⇔ 8
1001 ⇔ 9
1010 ⇔ A
1011 ⇔ B
1100 ⇔ C
1101 ⇔ D
1110 ⇔ E
1111 ⇔ F
16進法から2進法への変換の例とツール
16進数を2進数に直すのは簡単です。上の対応の ← を使います。
例題
16進数 EA3 を 2進数に直せ。
上の対応表より、答えは 1110 1010 0011 です(見やすくするために4桁ごとにスペースを空けました)。
ちなみに、小数の場合も同じ手順で計算して小数点をつけるだけです。例えば、16進数の $E.A3$ は2進数で $1110.10100011$ に対応します。
16→2 変換ツール
16進数(整数)を半角で(例えば EA3)入力して「変換する」ボタンを押してください。
2進法から16進法への変換の例とツール
2進数を16進数に直すのは下から4桁ずつ区切ってから上の対応の ⇒ を使います。
例題2
2進数 1001000011 を 2進数に直せ。
下から4桁ごとに区切ると、10 0100 0011 となります。これに上の対応表を使うと$243$ となります。
ちなみに、小数の場合も同じ手順で計算して小数点をつけるだけです。例えば、2進数の $10.01000011$ は16進数で $2.43$ に対応します。
2→16 変換ツール
2進数(整数)を半角で(例えば 1001000011)入力して「変換する」ボタンを押してください。
余談:
$2^4=16$ という関係があるおかげで、2進法と16進法の変換は比較的簡単です。一方、そのようなべき乗の関係がない変換(例えば2進法と10進法の変換)については、このような簡単な対応表を覚えるだけでは変換できます。もう少し複雑な計算が必要になります。
次回は 小数点つき10進数を2進数に変換する方法とツール を解説します。