圧力とは「面を押す強さ」を表す量です。
力とは「物体を加速させる強さ」を表す量です。
圧力と力の関係
という関係が成立します。
面積が小さいと?
・力が小さくても、圧力は大きくなります。
・面積が小さいハイヒールで踏まれると、踏む力(体重)が小さくても、圧力(押す強さ)が大きいので、痛いです。
面積が大きいと?
・力が大きくても、圧力は小さくなります。
・面積が大きい平べったいくつで踏まれると、踏む力(体重)がある程度大きくても、圧力(押す強さ)はそこまで大きくないので、痛みは弱いです。
圧力と力の単位
力の単位はニュートン
力の単位としては、ニュートン(N)が使われることが多いです。1ニュートンは、地球上でおよそ100グラムの物体を支えるのに必要な力です。
1ニュートンは何キログラム重なのか解説
圧力の単位はパスカル
圧力の単位としては、パスカル(Pa)が使われることが多いです。$1\:\mathrm{m^2}$ あたり1ニュートンの力で面を押す」ような圧力が1パスカルです。
圧力は「単位面積あたりの力の大きさ」と言うこともできます。
圧力から力を計算する
力(N)=圧力(Pa)$\times$面積($\mathrm{m}^2$)
という式で計算することができます。
例えば、$2\:\mathrm{m^2}$ の平面に $100\:\mathrm{Pa}$ の圧力がかかっている場合、その平面に加わる力の大きさは、
$100\times 2=200\:\mathrm{N}$
となります。
力から圧力を計算する
圧力(Pa)=力(N)$\div$面積($\mathrm{m}^2$)
という式で計算することができます。
例えば、$2\:\mathrm{m^2}$ の平面に $200\:\mathrm{N}$ の力がかかっている場合、その平面に加わる圧力の大きさは、
$200\times 2=100\:\mathrm{Pa}$
となります。
次回は パスカル、ヘクトパスカル(hPa)、キロパスカル(kPa)の変換方法とツール を解説します。