ミリメートルで表現される降水量について、意味と「降水量1mm」などの目安を紹介します。
降水量とは
降水量とは、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さのことです。
(気象庁のホームページより)
1時間でたまる水の深さをミリメートルで表すことが多いです。例えば、降水量1mmの雨が降っている場所に、コップを1時間置いておくと、そのコップの水深は1mmになります。
降水量1mmの目安
体感としては「傘がないとちょっと嫌だけど、まあ我慢できる」程度かと思います。
外に1時間いるとコーヒー $0.5$ 杯分の量の雨が、人間の上に降りそそぐことになります(※)。
※コーヒー1杯を約 $150$cc、人間の面積(上から見た図で考えたもの)を $50\times 15=750\mathrm{cm^2}$ として計算しました。
降水量2mmの目安
外に1時間いるとコーヒー $1$ 杯分の量の雨が、人間の上に降りそそぐことになります。
なお、実際には風の影響等により、頭や肩だけでなく、体の側面からも雨を受けて濡れるので、上記のコーヒーによる説明よりも実際はたくさん濡れる感じがあると思います。
降水量5mmの目安
外に1時間いると200mlの牛乳ビン $2$ 本分近くの量の雨が、人間の上に降りそそぐことになります。これは傘なしでは耐えられません。
降水量5mmの雨が1日降り続けると、深さの合計は $12\:\mathrm{cm}$ になります。
降水量10mmの目安
※10mm以上の雨については、気象庁「雨の強さと降り方」にも様々な表現が記載されています。
外に10分ちょっといるだけで、コーヒー1杯分の量の雨が人間の上に降りそそぐことになります。
降水量30mmの目安
外に1時間いると、2リットル以上の雨(牛乳ビン10本分以上の雨)が人間に降りそそぐことになります。
非常に大雑把な計算ですが、
「バケツをひっくり返したように降る」
→2リットルの水をバケツに入れて、それを1時間に1回かぶる
に相当するわけですね。
そう考えてみると30mmの雨はかなり強いですが「バケツをひっくり返したように降る」は少し大げさな表現である気もします。
次回は キロ、メガ、ギガ、その先:例と語源 を解説します。