最終更新日 2018/12/28
勝率の計算方法と計算ツールを紹介します。
勝率の計算方法(引き分け無し)
勝率は、
勝った数 $\div$ 勝負した数
で計算できます。
例1:
$40$ 試合勝負して、そのうち $30$ 試合勝利したときの勝率を計算してみましょう。
$40$ 試合勝負して、そのうち $30$ 試合勝利したときの勝率を計算してみましょう。
勝率は、$30\div 40=0.75$
つまり、$75$%になります。
例2:
$15$ 試合勝利して、$35$ 試合敗北したときの勝率を計算してみましょう。
$15$ 試合勝利して、$35$ 試合敗北したときの勝率を計算してみましょう。
勝負した数は、全部で $15+35=50$ 試合です。よって、勝率は
$15\div 50=0.3$
つまり、$30$%になります。
引き分けがある場合
勝率を計算する際には、引き分けを除いて考えることが多いです。プロ野球などの勝率は引き分けを除いて計算されています。
例3:
$10$ 回勝利して、$10$ 回敗北して、$5$ 回引き分けの場合の勝率を計算してみましょう。
$10$ 回勝利して、$10$ 回敗北して、$5$ 回引き分けの場合の勝率を計算してみましょう。
引き分けを無視して考える立場では、$5$ 回の引き分けを無視して、勝負した数は $10+10=20$ です。
よって、勝率は
$10\div 20=0.5$
つまり、$50$%になります。
引き分けを無視せずに、勝負した数を $10+10+5=25$ として計算すると、勝率は $40$%になります。「引き分けも無視せず勝利に含めない」という立場を明確にすれば、この計算の仕方もOKです。
勝率計算ツール
勝った回数と負けた回数を入力してから「勝率を計算する」ボタンを押してください。
まめ知識
勝率は試合数が増えてくると、あまり変化しなくなってきます。
例えば、1勝1敗の人も100勝100敗の人も勝率は $50$%ですが、次に勝てば
・1勝1敗の人は勝率約 $66.7$%まで一気に上がる
・100勝100敗の人は勝率約 $50.2$%までしか上がらない
勝率が高い人は、1回負けると勝率が一気に下がります。上げるのが大変です。
例えば、9勝1敗の人は、次に勝っても勝率が1%くらいしか上がりません($90$%から約 $91$%)。
一方、1勝9敗の人は、次に勝てば勝率が8%以上も上がります($10$%から約 $18$%)。
次回は 打率の計算方法とツール を解説します。